年を重ねても元気に、日々充実して暮らしていきたいもの。そのためには、これまで以上に食生活に気を配ることが大切になってきます。
加齢によって起こる最大の栄養問題は、栄養不足と言われています。これは、食欲の低下から食事の量が減ることや、消化吸収力の低下によって、以前と同じだけ食べていても、栄養が吸収できなくなることなどから起こります。
この低栄養状態を放っておくと、体調の不良につながり、さまざまな病気を引き起こす原因にもなりかねません。こうしたことを防ぐためには、食事の内容や食べ方を工夫し、少ない量でも、身体に必要な栄養が充足した食事をすることが大事です。
食卓がマンネリ化して、同じようなものばかり食べていると、栄養が偏りがちになったり、食欲の低下にもつながります。これを簡単に防ぐポイントをご紹介しましょう。
(1) 旬のものをとり入れる。
旬のものや、色の鮮やかな食材には、ビタミンやミネラル、ポリフェノールなどの抗酸化物質が多く含まれています。素材を意識するだけで、同じ量でも栄養価が高い食事をすることができます。また、旬のものやカラフルな料理は、食欲を増進させる効果も期待できます。そして、時には新しい料理や味付けにチャレンジすることも大切なこと。味付けや料理に変化をつけることで、新たな食の楽しみを見つけ、食卓のマンネリ化を脱しましょう。 |
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いつもの料理に、砂糖やみりんの代わりにメープルシロップを使ってみましょう。メープルシロップは、しょう油や酢などの和食食材との相性も良く、奥行き深い甘味やコク、新しい魅力的な味を料理に与えます。また、メープルシロップには、高齢者に不足しがちなカルシウムやカリウムも含まれており、栄養価が高く、少ない量で栄養を充実させたい高齢者の食卓に最適の天然甘味料と言えます。また、最近さまざまな機能性が報告されている複数のポリフェノールを含んでいます。
一度にたくさん食べられない方は、おやつをとることで栄養不足を補いましょう。おやつには、食事でとりきれなかった栄養を補うために、栄養価の高い食品をとることが大切です。
おやつには、ヨーグルトやフルーツに、メープルシロップをかけたものがおすすめです。手軽にからだが必要とするエネルギーや、ビタミン・ミネラルを補給することができます。
また、コーヒーや紅茶など、これまでストレート派だった方は、ミルクやメープルシロップをプラスすることで、ティータイムに簡単にエネルギー補給をすることができます。
本文:安中千絵(あんなか ちえ) 管理栄養士・フードコーディネーター、味覚教育法 「ピュイゼ・メソッド」をフランスで学ぶ