老化のあらゆる原因のひとつは、酸化だと考えられています。この酸化を抑えたり、とり除くことが出来るのが、抗酸化物質であり、食事から抗酸化物質を摂取することで老化が予防できるのではないかと、多くの研究がすすめられています。
なかでも赤ワインのポリフェノールが有名ですが、この他さまざまな食材での老化防止や、疾病予防などの解明がはじまっています。
こうしたことから、今や抗酸化物質は、たんぱく質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維に次いで、第七の栄養素といわれるようになってきました。
抗酸化物質は、植物や動物が、紫外線などの厳しい自然環境や、外敵などから身を守るための防御機構と考えられています。このため、果皮や果実、香り成分などに多く、たとえば、色の濃い野菜や果物、ナッツ類や豆、スパイスやハーブ、チョコレートやコーヒー、緑茶などに豊富に含まれています。
最近の研究で、メープルシロップには54種類以上もの抗酸化物質が含まれており、そのうちの5つはメープルシロップ特有の成分であることが分かりました。そのはたらきについては、現在研究がすすめられているところですが、寒く長い冬を耐え抜くサトウカエデの持つ生命力の一因が、この抗酸化物質に由来するであろうことから、その大いなる自然の力に期待が寄せられています。
からだをつくっている細胞や物質は、代謝によって絶えず入れかわっています。そしてこのからだを作る材料は、私たちが食べたものから出来ているので、良質な食品をとることが大切です。アンチエイジングに効果のある食事とは、からだが必要とする充分な栄養をとることと、抗酸化食材をとり入れることです。そして甘味も、メープルシロップなど、ビタミン・ミネラル・抗酸化物質に富んだものをとるなど、より抗酸化力に優れた食材をえらぶことがポイントといえそうです。
![]() |
アンチエイジングな食生活のポイント
|
本文:安中千絵(あんなか ちえ) 管理栄養士・フードコーディネーター、味覚教育法 「ピュイゼ・メソッド」をフランスで学ぶ